地ビールのタイプ(テイスト)
ビールには様々なタイプのものがありますが、地ビールとして製造されているのは大きき分けて次の4種類があります。
- エール
エールは発酵タンクの上部で酵母が発酵を行う上面発酵されるビールのことを言います。
酵母を常温で短期間で発酵させるため、複雑な香りと深いコク、フルーティーな味が特長で、また長期熟成が得意です。- ダークエール
ダークエールもエール同様上面発酵で醸造されるものですが、大麦を黒くなるまでロースト(焙煎)したものを使用します。
大麦が黒くなっているので必然的にダークエールは色が黒いのが特長です(ダークエールではなくスタウトという呼び方もあります)。- ラガー
ラガーはエールと違い下面発酵で醸造されるビールのスタイルを言います。低温発酵、低温貯蔵でつくられるため設備面がしっかりとしていないと作れないのが特長。
日本では「火入れしたもの」という解釈がありますがこれはラガーの本来の意味である「貯蔵」「熟成」から進化したものだと言われています。- ヴァイツェン
南ドイツ地方で造られている白ビールのことをいい、大麦麦芽と小麦麦芽で造られる。フルーティーな香りを持ち、ホップの苦味は少ないことが特徴です。
- ケルシュ
ドイツのケルン地方で醸造されるケルシュは、大麦麦芽と小麦麦芽から作られる。ビール純粋令では、小麦麦芽の比率は50%未満と定められていた。
なお、ビール純粋令では、ケルシュと名乗れるのはドイツのケルン地方で醸造されたビールだけとされていた。そのため、日本などで醸造されている同種のビールはケルシュ風スタイルなどと呼ばれる。
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